―住まいに全般に携わる者として、今後何が何でも、新しい住まいだけを提供・提案していく考えを私は持っていません―
「住み手」がいなくなった、いわゆる「空き家」について、有名になった宮崎弁の「どげんかせんといかん」でなくここら言う「どうにかしんと…」の想いで、しばらく綴っていこうと思います。
前回は、「伝言・挨拶」でした。
今回は、「雨漏り」について

「空き家」の持ち主が一番先に心配するタネです。
なぜなら、雨漏りは建物を傷める。
直すのに費用が掛かる。
どこが原因か分かりにくい・・
などの理由があげられるから。
雨漏りに築年数は関係ありません。新しい家でも施工が悪ければ雨漏りします。
居住していれば、漏れやシミが出たと気が付くものですが、何にぶん「空き家」ですから、長期間知らずにいたということが往々にしてあると思います。
厄介なのは、家の外からでは雨漏りしているかはほとんど分かりません。
雨漏りを放っておくほど建物の寿命はどんどん短くなって来ます。
気が付いた時には、床など他にまで腐食していたということが無いようにやはり定期的に建物を管理する習慣を付けたいものです。
つづく
千年杉建築事務所