今日も資料館になっている「新居宿旅籠紀伊国屋(はたごきのくにや)」です。
昨日は、品がなかった話になりましたが
本日は品のある話。
客間の中で一階の遠い部屋に面した庭に水琴窟がありました
この部屋は、今で言うVIP待遇部屋。
ただしお殿様はこの旅籠には泊まらず離れた本陣という所で宿泊。
天井も高かったです。
水琴窟の構造は、手水鉢の近くの地中に作りだした空洞の中に水滴を落下さ
せ、その際に発せられる音を反響させる仕掛けです。
日本独自の庭園の音響装置とでも言いましょうか。
実際に聞くことができました。
水琴の残響に耳を傾け、しばし侘び寂びの風情を味わってきました(
場違い)
またつづく
千年杉建築事務所 小林正幸