今、日本には誰も住まなくなった家や部屋、いわゆる「
空き家」は東京都の全住宅数と静岡県の全住宅数を合わせた戸数に近い
820万戸あります。
ちなみに、ここ浜松市内だけでも持ち家(分譲マンション含む)戸建だけでみても
約1万戸もの
空き家(空き室)があると推定しています。
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「空き家」をそのまま放置していると、所有者にも
いろいろな問題が生じるケースについて、いろい
ろ書いてきましたが、そんなに問題を抱える
「空き家」を売らないと言うのなら、貸すことを考えればと思う方も多いかと思います。
ということでなぜ空き家を貸さないのかPart3について綴っていきます。
3つ目の理由
仏壇(位牌)の移す場所がない
以前の 売らない編でも 売らない理由 として挙げた理由がここでも登場です。
当然仏壇を置いて賃貸に出せる訳がありませんから 「貸せられない」 となるのでしょうね。
また、親が亡くなり、実家が「空き家」になった、ケースでは 初盆が終わるまではとか、
せめて3回忌までは 実家に帰るため そのままの状態で おいておきたい と考える方は 少なくないと思います。
それでも、自らや親戚で適正管理ができないから、「誰かに貸して住んでもらおう」となった時
仏壇を移動させる場所がないから と 躊躇せざるを得なくなるのかもしれません。
そこで、
仏壇の
魂抜きとして位牌だけをお寺や専門業者を通じてお願いする方法もあります。
(ただ宗派によっては出来ないこともあるようですのでお確かめください)
そうすることによって 仏壇は一般家具として 処分も可能ですし、高価な仏檀で処分もできないとしたら、仏間の開口部に壁を作って仏壇を閉じ込める 方法も一案かと思います。
売却する場合は
この手は使えませんが 一時は貸し出して いずれ実家に戻って住むという方なら 検討に値するんではないかと思いますよ。