日本の民家は高温多湿の夏を工夫と知恵で乗り切っていました。
カッコよく言えば自然エネルギーを利用したパッシブ建築です
第二弾の今日は、「茅葺き屋根」 について
茅葺屋根の機能は現代の屋根材を持ってしても簡単に立ち打ちできないものがあります。
一つ目は、気化熱(水の蒸発冷却効果)を利用した涼房効果があることです。
夏場、茅葺き屋根の民家に入ると明らかに外気温より低く感じるものです。
それは、分厚い(80cm~100cm)
屋根の茅に溜め込んだ大量の雨水を、 高い気温や太陽熱によって猛烈に蒸発させます。 その時の気化熱の作用で涼しく感じるのです。