今日も「豊田佐吉翁生家」について
この民家、床面積で約15~16坪でしょうか。
決して広くない家に、佐吉の母は写真
のように機を織る母の苦労姿を見て
育った佐吉は、母を少しでも楽にしてあげようとする動機から、織機を改良し、
やがて、実業家の足掛かりとなっていく家です。
(子供時代の佐吉がこの家から見た外はどのように映ったのでしょうか。)
この屋敷の裏山を上がるとちょっとした展望台があります。
晴れた日には眼下に浜名湖、遠くにはアクトタワーや富士山が見えるとのこと
ですが、(その日はあいにく雲り空で…)佐吉は当然、子供の頃からこの
景色を眺めていたのでしょう。
だから、あの名言 「障子を開けてみよ。外は広いぞ」 が生まれたのでしょうか
つづく
千年杉建築事務所 小林正幸