空き家対策推進法は特効薬か!?Ⅴ
「
空き家等対策の推進に関する特別措置法」が5月26日に
全面施行されました。
この法律は文字通り「空き家」対策です。
全国に空き家が増えて、放置されて崩れそうだったり、
「ゴミ屋敷」になってしまって放置しておくのは地域にとって
大きなマイナスで危険も伴うので、これらの空き家を
「特定空き家」と自治体が決め、強制撤去も可能にしました。
その法律が危険で迷惑な「空き家」の解決になりうるか検証していきます。
***********************************************
前回は 立入調査しようにも、所有者が放置している「空き家」ほど所有者
と連絡を取るのが難しい という話しでした
今回は、周囲への迷惑の度合いについて考えてみました。
市街地の中にある「空き家」が倒れ掛かっている
窓ガラスも割れ戸締りも無く物騒だ
雑草や立木の枝が道路(歩道)まで伸びてきている
ゴミが散乱し悪臭を放ってきた 等々
と 誰もが迷惑を被っている「空き家」なら「特定空き家」と指定されても納得
するでしょうが、これが田舎や山間部にあり、隣の家は遠く離れた場所でした
らどうでしょうか?
これらは 迷惑の度合いが違ってきますので「特定空き家」という定義から
外れるという考えになるかと思います。
ただ、人によって見方をあ変えれば
いくら隣家と離れた「空き家」であっても
■
不審火に遭いやすい
■
不審者が住み込むと不安だ
■
台風の時に剝れた外壁や屋根材が飛散し危険だ
■
通学路にあるその家を子供たちが気味悪がって困っている
というような 状況下にある「空き家」のとき 行政担当者は どう判断
するのでしょうか?
関連記事