空き家対策推進法は特効薬か!?Ⅴ

せんねんすぎ

2015年06月11日 09:03



空き家等対策の推進に関する特別措置法」が5月26日に
全面施行されました。

この法律は文字通り「空き家」対策です。
全国に空き家が増えて、放置されて崩れそうだったり、
「ゴミ屋敷」になってしまって放置しておくのは地域にとって
大きなマイナスで危険も伴うので、これらの空き家を
「特定空き家」と自治体が決め、強制撤去も可能にしました。

その法律が危険で迷惑な「空き家」の解決になりうるか検証していきます。
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前回は 立入調査しようにも、所有者が放置している「空き家」ほど所有者

と連絡を取るのが難しい という話しでした 

今回は、周囲への迷惑の度合いについて考えてみました。

市街地の中にある「空き家」が倒れ掛かっている

窓ガラスも割れ戸締りも無く物騒だ

雑草や立木の枝が道路(歩道)まで伸びてきている

ゴミが散乱し悪臭を放ってきた 等々

と 誰もが迷惑を被っている「空き家」なら「特定空き家」と指定されても納得

するでしょうが、これが田舎や山間部にあり、隣の家は遠く離れた場所でした

らどうでしょうか?

これらは 迷惑の度合いが違ってきますので「特定空き家」という定義から

外れるという考えになるかと思います。

ただ、人によって見方をあ変えれば

いくら隣家と離れた「空き家」であっても 

不審火に遭いやすい

不審者が住み込むと不安だ

台風の時に剝れた外壁や屋根材が飛散し危険だ

通学路にあるその家を子供たちが気味悪がって困っている

というような 状況下にある「空き家」のとき 行政担当者は どう判断

するのでしょうか?



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