―住まいに全般に携わる者として、今後何が何でも、新しい住まいだけを提供・提案していく考えを私は持っていません―
「住み手」がいなくなった、いわゆる「空き家」について、有名になった宮崎弁の「どげんかせんといかん」でなくここら言う「どうにかしんと…」の想いで、しばらく綴っていこうと思います。
前回は、「野良猫・ネズミ・鳥・蛇・蜂などが住み付きます」でした。
今回は、「ポスト(郵便受)が大変なことに・・」について
どの家庭にもほぼ毎日のようにチラシが投函されてきませんか。
ところが「空き家」と分かっていてもチラシを投函するもんですから、しまいには多くのチラシが溜まってポスト口からチラシがのぞいている「空き家」を見ます。
何が困るか?ですが、こんな状態でポストに雨がかかればチラシはぐっしょり。
当然、中に紛れ込んでいた手紙も濡れます。
さらに、大事な手紙や通知が来ても知らずにいてしまうことです。
郵便物は転送手続きしておけばまだいいのですが、宅配便による手紙(書類)はしばらくはポストの中に・・ってことになります。
もう一つ、外部の見やすい位置にあるポストにチラシや郵便物が溜まっていることは「空き家」ですよ。というシグナルってことをお忘れなく。
不審者に「誰も住んでいませんよ」という情報を伝えているようなものです。
やはり、どなたかに定期的に片付けや連絡をお願いできる方がお近くにいらっしゃればいいのですが・・
つづく
千年杉建築事務所 小林正幸